デジタル× 紙× マーケティング for Business

JAGATではこの2年あまり「デジタル×紙×マーケティング(digital×paper×Marketing)」 というスローガンを掲げてきた。page2020ではfor Businessを加えて「デジタル×紙×マーケ ティングfor Business」をテーマとし、この路線をより強固に、より具体的にしようという決意 を込めた。page2020のカンファレンス・セミナーでは、こうした施策を実践する方々に多数登 壇いただく予定になっており、展示ホールには過去最多の163社(2019年12月17日現在)が出展 し、皆様のビジネスに直結する何かが必ず見つかるはずである。

 

● 紙はデジタルメディアである

デジタルVSアナログで考える時代はもう古く、少なくとも情報が届いた顧 客にとっては、デジタルとアナログの区別は問わない。そしてデジタルマ ーケティングの施策によって生成されたデータに基づいて制作されたDM やチラシは、もはやデジタルメディアといっても過言ではない。

 

● 昨今のマーケティング施策にマッチしたメディア

昨今のマーケティング施策はマスから始まるファネル型に加え、SNSの普 及によって購入済み顧客から情報が拡散するダブルファネル型に移行して いる。また購入までの過程で、何らかの理由によって購入を見送った見込 客への再アプローチも重要視されている。Eメールに比べて開封率が高く、 じっくり手に取って見てもらえる紙メディアは、顧客のロイヤリティ化や、 購入見送り客への再アプローチには、最適なメディアといえる。

 

● 印刷の知見を持ったデジタルマーケターに

マーケティング施策における、紙メディアがもたらすこうした効果にデ ジタルマーケターは気づき始めている。しかし印刷物の制作に関する知 見を持ち合わせたデジタルマーケターはまだ少ない。様々なデジタルマ ーケティングツールが汎用化された現代においては、デジタルマーケティ ング施策に紙メディアを加えてもらうのではなく、アナログとデジタル の知識を兼ね備えたマーケターを目指すべきであり、ここにこそ、印刷 関連企業が価値を発揮できるビジネスチャンスがある。