セミナー

2月6日(木) 15:45~17:45 場所:ワールドインポートマート5F

【S9】アイデアを形にする紙加工の製品開発

印刷業を取り巻くビジネス環境では、デザインの重度が増している。ニーズが複雑化し課題がわかりにくい今日においては、課題探索・発掘、コンセプト設計においてのデザイナーの発想に期待が大きいようです。印刷会社がマーケティングや製品においてデザイン能力を重要視しているように顧客側の企業もデザインノウハウを重要視しています。印刷業でもビジネスチャンスとして捉えるべきです。
商品開発の決め手はアイデアです。モノや情報が溢れた時代では、ユーザーの想定を超えた製品やサービスが必要になります。紙加工のノウハウをコアに〝今までにない”紙製品を創り〟で販路開拓し、ブランディングを展開するポイントを紹介、解説します。従来の受注型ビジネスから市場提案型ビジネスへ舵を切り、試行錯誤と葛藤の中、簡単には儲からないことも知ることになるかもしれません。
アイデアやデザイン的な発想は、簡単に出せるものでもありません。アイデアを生み出すために取り組むべきことは何かを知ることから始めることが求められます。そのためのポイントも紹介します。
 

■カリキュラム■

①「紙加工のアイデアを活かした製品開発と発想法」
~ブランド展開の実践に学ぶ~
②「クライアント、デザイナーの思い描くアイデアを形にするプロセス
~紙製品の企画開発・製造・販売活動実践で目指すもの~

 

■関連記事■

デザインの重度が増す印刷ビジネスと求められるアイデア
紙加工製品の商品開発に欠かせない、デザインとブランディング

 

 

 
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当日価格:18000円です。

  • 加藤 隆之
    (かとう たかゆき)
    加藤製本 代表取締役社長
    早大卒業後に産経新聞入社し支局にてオウム真理教などを取材した後、本社で紙面編集を担当、その際に新聞組版をDTPオペレータの後ろで見て覚えてしまう。その後、社会部に移り、大学で心理学を専攻した経験から人々の消費行動に焦点を当てた取材を精力的に行う。平成10年に加藤製本入社、17年にPUR製本で世界初の無線綴丸背上製本の開発に成功したのを皮切りに製本・加工分野で新たな取組みを行い、数々の特許や実用新案を取得。29年にはステーショナリーを中心としたライフスタイルブランド「CRU-CIAL」を設立する。日本文学振興会理事など外部の役職も務める。
  • 山田 明良
    (やまだ あきよし)
    福永紙工 代表取締役
    1962年愛知県生まれ。アパレル商社を経て、1993年福永紙工入社。2008年同 社代表取締役に就任。2006年「かみの工作所」プロジェクトを立ち上げ、多くの デザイナーと協働で紙の可能性を追求、開発、製造、販売を手がける。 受賞歴 2011年 第九回「勇気ある経営大賞」特別賞受(東京商工会議所 主催) 2012年 かみの工作所「空気の器」「reddot design award best of the best 2012」(Germany)受賞「Design for Asia award 銀賞」(香港)受賞 2019年〜武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 非常勤講師