カンファレンス

2月7日(金) 13:00~15:00 場所:ワールドインポートマート5F

【G4】小ロット出版を実現するデジタル印刷

大量印刷・大量出版を前提とした出版エコシステムに限界が見えてきた。一方でデジタル印刷技術の進化により、少部数出版・流通の動きも進んでいる。
米国では1部から受注する極小ロット印刷を積み上げ、月400万部以上の書籍を製造している印刷企業もある。在庫を持たないオンデマンド出版や極小ロットの重版は、オフセット印刷とデジタル印刷の各々の特徴を活かし、最適化を図る動きだと言える。
印刷企業の立場から小ロット出版とデジタル印刷の現状や今後の可能性を議論する。

 
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当日価格:18000円です。

  • 古賀裕之
    (こがひろゆき)
    大日本印刷 情報コミュニケーション製造統括本部出版製造ユニット 副ユニット長
    1991年大日本印刷入社。技術担当として、プリプレス~印刷、製本の設備導入、生産技術開発を行ってきた。
    デジタル印刷には、カラープリンタを校正用途での使用を試みて以来15年程度携わっている。
    現在は、小ロット製造を活用した出版業界課題の解決に向けたビジネスモデル開発などを行っている。
  • 佐々木享
    (ささきとおる)
    1985年、凸版印刷入社。それ以来、出版担当営業として活動し、雑誌から書籍まで幅広くモノづくりに携わる。
    2017年よりデジタルパブリッシングサービス代表取締役副社長に就任。親会社は、出版取次のトーハンと凸版印刷であり、専門書出版社を中心にデジタル印刷を活用した小ロット・オンデマンド出版を推進している。
    主な得意先に朝倉書店、オーム社、裳華房、中央経済グループパブリッシングなど。
  • 浴野英生
    (えきのひでお)
    出版社にて30年間営業職に従事した後、出版団体職員等を経て、2016年デジタル・オンデマンド出版センターを設立。
    出版社時代より長年出版界のインフラ整備に携わる。
    印刷業に携わるようになった現在も、電子出版制作・流通協議会において、出版社の視点から小ロット・デジタル印刷の普及に努めている。
  • 千葉弘幸
    (ちばひろゆき) モデレーター
    JAGAT シニアリサーチャー
    1983年に凸版印刷に入社し、CAD・CTSなど社内用文字画像のシステム開発に従事。その後、住友金属工業にてレイアウトソフトEDICOLORの開発企画・プロダクトマネジメントを担当。アドビシステムズにてInDesignのセールスサポートを担当。
    2002年よりJAGATにて、DTP・デジタル印刷などの研究会企画・調査、DTPエキスパート・クロスメディアエキスパート試験の企画・運営を担当。