2月18日(水) 13:00~14:30 場所:サンシャインシティ文化会館4階 展示ホールB 特設セミナー会場
JAGATではこの数年、サステナブルな印刷ビジネスについて様々な人達とディスカッションして、近未来の「あるべき印刷ビジネスの姿」を模索してきた。中には「印刷そのもののビジネス形態を変えない限り、ビジネス継続は難しいのでは?」という、いわゆる「印刷物だけ受注するだけのビジネスでは?難しい」という核心的な意見もあるし、「被印刷体を紙から、布等に変えていかないと儲からない(紙じゃぁ儲からない的な)」という脱“紙”的な意見もある。もちろん紙よりは布の方が利幅は大きいが、布印刷にすればビジネスが上手く行くという単純なものでは決してない。
また印刷を核として、その周辺までを印刷ビジネスとして印刷会社がカバーするBPOビジネスの割合も日々高まっている。BPOは大手印刷会社や大手印刷通販(大手は仕事量が極端に大きいので受注産業だけでもビジネスは成立する)以外の会社にとっては、避けて通れない道で、地方の中小印刷会社にとってはビジネスの柱として強化するべき最重要ポイントなのだ。ほとんどすべての業種を相手にする印刷会社(業界)にとって、マーケティングの効率化は非常に大事だが、そのマーケティング分析にAIを使うというのは当たり前のことになって普通の印刷会社で実践されている。印刷業だからデザイン・画像レタッチに生成AIを使うというより、マーケティングの方が普及していると言えるのだ。デザインは印刷通販等で始まっているが、業界としてはこれからという感じだ。商業印刷の場合、クライアントのマーケティングのお手伝いを印刷会社がやっていくというのは、当たり前になっていくと予想される(ナショナルクライアントのような大手はデンパク等がサポートするだろうが、そこまで大きくない会社はどこがサポートするか?例えば東急東横線の自由が丘商店街(商店街では日本一の規模を誇っている)や東上線の大山商店街(私はよく例に出すのだが、地元の印刷会社がサポートしないでどこがする?!という感じ)と言えば、印刷会社なのではというのが答になる。
印刷物が多品種・小ロット化するのは避けられないことだが、今までの設備や考え方でその変化に対応していくのは少々無理がある。今回のディスカッションでは「どのような設備やシステムが、近未来の印刷会社に必要なのか?」についても方向付けをしたい。特にデジタル印刷の用途は、日本の印刷会社にとって、現在最重要ポイントである。長い間オフセット天国だった日本にも新しい波が訪れようとしている。現実、中小印刷会社では半裁のオフセット印刷機がホコリを被っている姿やカバーがかかって使われていない状態になっている様を見かけることが多くなっている。しかし小ロット化していくということは、売上減にもつながる事でもある。「現実的にその辺りをどう対処していくのか?」について議論してきたことの集大成として、今回は「完結編」をお送りしたい。
デジタル印刷や加飾ビジネスにも精通しているJAGAT網野会長、そしてデジタル印刷では数多くの経験をお持ちのグーフ岡本代表取締役(goof CAMPUSというデジタル印刷の実践的実験場もスタートさせた)、そしてマーケティング以外でAIにも造詣が深いマーケティングサイエンスラボの本間所長を加え(元々の専門は数学)、モデレーター郡司の4人でディープに議論し、AI時代の印刷業界について議論する。



