2月6日(火) 15:30~17:30 場所:
経営指標(KPI)は難しく思われがちだが、コツをつかんでしまえば易しい。経営数字の見方セミナーは多々あるが、教科書どおりだったり、自己流だったり、実用的なものが少ないように見受けられる。そこで、印刷業の経営指標を例に使いつつ、藤井が日ごろ使っている手法とコツを公開したい。基礎編だから、営業部でも製造部でも誰にでも身に付いてすぐに使えると思う。自社の状況はもちろん、他社のビジネスモデルを推定するための経営指標の読み方といった基本からお伝えする。
企業における経営数字は損得を判定するものではなく、企業価値を高めるためのものだ。ここを理解していないと、会計上の利益を1円でも多く稼ごうとして逆に企業価値を毀損したりする。また、意思決定に使える管理会計であるか? 余分な要素を極限まで削ぎ落とし、判断に紛れが入りこまない帳票設計になっているか? 一口に赤字と言っても様々な赤字があるので、状況に応じて許容するかしないか、あるいはどの段階の赤字を選ぶか、知っておいて適切に選択することがファイナンス戦略といえる。
河内氏は、東洋紙業で営業、仕入、経理を経たが、その過程では、成長から過酷だった貸し剥がしと行き詰まりの辛酸、再生までのすべてを経験した。真生印刷では10期近く増益を続けるなど、いつしかM&Aをされる側からM&Aをする側に変わり、現在はタイヘイグループ9社の役員を務める。数字に基づく経営をするが、原価やMISなどに囚われ過ぎず、昨年より少しでも良い今年を目指す体制づくりがカギという。矛盾しがちな収益性と成長性を高い次元で両立させるには。管理ではなく創造のための経営数字の見方を議論する。
当セッションの参加費は13000円です。