基調講演

2月19日(水) 13:00~14:30 場所:文化会館4階 展示ホールB 特設セミナー会場

「印刷ビジネスの近未来『完結編』」

JAGATではこの数年、印刷ビジネスの未来にこだわって様々な人達とディスカッションしてきた。中には「印刷そのもののビジネス形態を変えない限り、ビジネスの継続は難しいのでは?」という辛辣な意見もあるし、被印刷体を紙に印刷するビジネスから、布に印刷するビジネスにまで拡大することまで考えている会社もある。また印刷を核として、その周辺までを印刷ビジネスとするBPOを主力とする割合も益々高まっている。印刷物が多品種・小ロット化するのは避けられないことだが、今までの設備でその変化に対応していくのは少々無理がある。今回のディスカッションでは「どのような設備やシステムが、近未来の印刷会社に必要なのか?」を方向付けたい。しかし小ロット化していくということは、売上減にもつながる事でもある。「現実的にその辺りをどう対処していくのか?」について議論してきたことの集大成として、今回は「完結編」をお送りしたい。 デジタル印刷や加飾ビジネスにも精通しているJAGAT網野会長、山本副会長、そしてこの手の議論の肝心なところでは必ずキーマンとして登場いただいているマーケティングサイエンスラボの本間所長を加え、モデレーター郡司の4人でディープに議論し、今後10年間の印刷業界を占いたい。

尚、この基調講演は参加費無料です。

 
  • 網野 勝彦
    (あみの かつひこ)
    株式会社研文社 代表取締役社長
    関西学院大学法学部卒業後、研文社に入社(東京勤務)し、営業部にて金融グループ、広告代理店を担当、平成6年12月取締役企画室長、プリプレス担当役員としてデジタル化の推進専務取締役営業本部長を歴任後、平成24年3月研文社代表取締役社長に就任。
    日本印刷技術協会 会長/事業協同組合EPC-JAPAN 理事長
  • 山本 久喜
    (やまもと ひさき)
    東洋美術印刷株式会社 代表取締役社長
    1985年富士ゼロックス株式会社(現富士フイルムビジネスイノベーション)入社、ビジネススクール卒業後1991年東洋美術印刷に入社、同社でデザイン部門立ち上げ、2000年からデジタル印刷積極的に推進、近年はデジタルメディアを活用した幅広いプロモーション支援サービスを展開、地域活性化事業にも取り組む。
    日本印刷技術協会 副会長/千代田区商工業連合会 会長/一般社団法人千代田区観光協会 副会長/一般社団法人むらまち結び代表 理事
  • 本間 充
    (ほんま みつる)
    1992年、大手消費財メーカーの花王に入社し、ウェブエンジニアやデジタル・マーケティングを経験する。2015 年にアビームコンサルティングに入社、顧問に就任。また、アウトブレイン・ジャパン顧問など多数の要職を兼務している。2020年、マーケティングサイエンスラボ(MSL)を設立し、代表として活躍中。
    東京大学大学院数理科学研究科客員教授
  • 郡司 秀明
    (ぐんじ ひであき)
    製版機材メーカーに勤めた後独立、印刷業の未来を模索し、啓蒙活動するうちにJAGATを手伝うようになり現在に至る。カラーマネージメント関係含め著書多数。
    日本写真学会 理事/日本大学藝術 学部講師