基調講演

2月13日(火) 13:00~15:00

「印刷ビジネスがサスティナブルであり続けるためには」

印刷はグーテンベルク以来、メディアの王様として君臨し続けてきた。リーマンショックな どの不景気やインターネットをはじめとする技術的な革命にも、そのしぶとさを十分に発揮 して独自のステータスを示してきた。しかしこのコロナ禍は少々勝手が違っていた。世の中 の風潮が「紙要らず」「紙は悪」的になってしまったのだ。 コロナ禍でIT化が進んだというより「紙要らず」が進んでしまった。電子帳簿保存法で紙に 印刷して保存すると、審判が「ピピー♪違反!」というTVCMを観たことがあると思う。この ように世の中の流れ全体が「紙要らず」になっているのだ。 このような風潮の中「どのように印刷ビジネスを展開していけば良いのか?」について、 JAGATの塚田会長、網野副会長、専務理事郡司の三人が、他所では言いにくいことにまで 触れて、「印刷がサスティナブルなビジネスであり続けるにはどのようにすべきか」につい て議論する。 もちろん、印刷ビジネスを底辺で支えてきたのはマス印刷物だが、普通の印刷会社では徹 底的にマスに特化した受発注システム、生産システム、発送システムを持つ(磨いてきた)専 門の印刷会社には敵わない。それでは普通の印刷会社はどうすべきなのか?徹底的に議論したいと思っている。 JAGATが2023年度に追い求めてきたテーマの集大成なので、会員サービスの一環としてJAGAT会員は無料で聴講できる基調 講演だ。是非皆さんに参加いただき、今後も深掘りしていきたいと思っている。

※JAGAT会員様の場合基調講演は無料になります。
(参加申込で「JAGAT会員」にチェックを入れると無料になります)

 
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当セッションの参加費は13000円です。

  • 塚田 司郎
    錦明印刷株式会社 代表取締役社長 /JAGAT会長
    錦明印刷株式会社 社長。 社長就任後、印刷事業の他にフォトビジネス、デジタルプリントサービス、金融商品ドキュメント作成サービス等、ビジネスを拡張し、2016年に創業100周年を迎える。 公益社団法人 日本印刷技術協会 会長。
  • 網野 勝彦
    株式会社研文社 代表取締役社長 /JAGAT副会長
    1963年9月9日生まれ。兵庫県出身。1986年関西学院大学卒業後、東京研文社(現・研文社)に入社。1997年に専務取締役、2011年に代表取締役社長に就任。これまで、米国PANTONE社と技術開発推進団体のパントン・ヘキサクローム・コンソーシアムを設立し会長を務める。現在は、事業協同組合EPC-JAPAN 副理事長、ユーザー会のレディーバードクラブ 副会長、近畿小森会 代表世話人等を歴任。近年は、「UCDAの窓口」としてUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)の普及に取り組む。
  • 郡司 秀明
    JAGAT 専務理事
    1979年千葉大学卒業後、プリプレスメーカー(現在の株式会社SCREENホールディングス)入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在は公益社団法人日本印刷技術協会の専務理事として印刷業界への啓蒙活動に励む。最近特に力を入れているのが「デジタル×紙×マーケティング」である。 日本写真学会理事、日本大学藝術学部講師で画像教育にも関わっている。「RGBレタッチ大全」「カラーマネージメント実践ルールブック」等著作も多数執筆している。