2月10日(金) 13:30~15:30
あらゆる指標が印刷価格の値上がりを示している。2月6日に発売予定の『印刷料金2023』(経済調査会)に掲載される印刷価格も、初の上昇が確実という。実際、印刷価格はどのように、どれくらい上がっているのか。調査結果の解説を踏まえて、印刷会社経営者の2人と対話する形で進行する。印刷会社からは、営業担当者が初の値上がりで戸惑っているとの声も聞かれる。そして印刷価格の値上がりは、物価高騰を吸収するのには十分なのか。また、経営者はどのように捉えているのか。そもそも、従来型の原価に希望利益を乗せて売価とする価格設定でよいのだろうか。
政府が推進するDX戦略には、こうした請負型の見積もり積算の在り方といった、従来の商慣行の変革にまで強く踏み込む言及も見られる。印刷会社の場合はどのように対応すべきだろうか。価格設定というセンシティブなテーマなので、なかなか言いにくい部分も多々あるが、できるだけ定量的なデータに基づいて議論する。印刷価格の値段が上昇しているということは、印刷発注者の意識が変わってきていることも意味しよう。初めて生まれたせっかくのこの機運から、収益改善に生かすためのヒントを探る。
当セッションの参加費は13000円です。