1月31日(火) 14:00~16:00
コロナ禍によって印刷ビジネス環境は激変してしまった。この困難な時期の印刷ビジネス継続(発展)には、無敗営業力と印刷ビジネス力(モデル・技術)が重要である。page2023基調講演では第1部&第2部の二部構成でコロナ後(中)の印刷ビジネスを提言する。
第1部ではベストセラー「無敗営業」の著者であるTORiX代表取締役の高橋浩一氏をお招きし、コンペ8年間無敗の経験を基に、『無敗営業「3つの質問」と「4つの力」』(日経BP社2019年刊)、『無敗営業 チーム戦略』(続編として日経BP社2020年刊、シリーズ累計7万部突破)のエキスを伝授いただく。また「無敗営業オンラインサロン」を主宰・運営しているので、営業人材育成や営業方法(アプローチ方法、ターゲット選定等)に関してどのようなタイプの印刷会社にも必ず参考になるはずである。
高橋氏は東大卒なので賢いのは間違いないのだが、ノウハウを論理的に整理して、誰でも必ず参考になるように、わかりやすく伝授いただけるはずだ。基調講演受講者には、著書『無敗営業』をpage2023会場のJAGATコーナーで、受講者の会社名と氏名を言っていただければ無償提供させていただく予定である(page2023集客ということも目的の一つなので、何卒ご理解いただきたい)。
第2部では「無敗営業」の講演を受けてのディスカッション「印刷ビジネスをどうしなくてはいけないのか?」についての集大成的討論になる。MSL(マーケティングサイエンスラボ)代表の本間充氏にはマーケティングサイドから、鋭い切口でコメントしていただく。本間氏は元々印刷発注側(花王でマーケティング担当、いわゆる「ヌシサマ」)にいた方なのだが、JAGATと関係を持ってからは印刷業界のサポートもお願いしている。本間氏は頭の回転が速い方なので、モデレーターがどのように切り込んでもズバッと核心に切り込んでいただける。この切り返しの早さは、カンファレンス向きというのは誰しも認めるところなのだが、今回のpage2023に関しては、お願いしていることがある。本間氏の本業というと、東大をはじめとする大学で「データサイエンティスト養成講座(講座の正式名称はもっと学術的だと思うが)」をじっくり教えているのだ。「東大でやっていることをそのままやったらダメですよ」とは口を酸っぱくしてお願いしているのだが、今回のpage2023セミナーではその入口である「データサイエンス入門~分析力を高め、読み解く力を身につける~」のサワリをお願いしている。「コメンテイターはタダ言うだけでしょ」ではなく、「印刷会社がマーケティングを手伝うとは、具体的にどうすれば良いのか?」「マーケティング用の人材育成はこうすれば良い」について、印刷業界向けの独自の意見が聞けるものと期待している。
そして今回は、塚田司郎JAGAT会長にもスピーカーとして登壇をお願いしている。今までは合間に話すことといえば世間話や雑談が多かったのだが、コロナ禍になってからシリアスに印刷業界の話をする機会が増えている。塚田会長は印刷営業としての経験、そして印刷会社経営者として、フォトビジネスを含めたデジタル印刷ビジネスを拡充した経験をお持ちであり、それぞれのマーケットの特殊性(マーケットによってプライスも含めて商環境は著しく異なる)も痛いほど経験されている。「印刷業界が、営業も含めてどうしていかねばならないか?」について、責任ある立場からの発言を期待している。
そして少々しゃべり過ぎのモデレーター郡司が、通常ではコメントできない領域まで踏み込み(踏み込ませ)、JAGATらしい基調講演をお届けする。
当セッションの参加費は13000円です。