page2019 のテーマは「デジタル× 紙× マーケティング」である。従来「印刷ビジネス」は大量複製を基本にして成り立ってきたが、その基本が今、大きく変わろうとしている。

印刷ビジネスは「印刷物を期日どおりに、正確かつ高品質に製作(印刷・製本)して納品する」ビジネスモデルから、「印刷発注者にとって、どれだけプラスになれたか? 発注者のメリットになったか?」が、印刷物の価値を決めるビジネスモデルに変化するのである。

マーケティング活動を支援するツールへ

印刷物をマーケティング活動を助けるツールとして活用する。そのマーケティング自体がマスマーケティングからデジタルマーケティング、つまりOne to One マーケティングに変化している。従って印刷物はデジタルマーケティング情報とリンクすることが必要になる。具体的にはマーケティングオートメーションなどのツールとリンクすることであり、それは商業印刷が中心になるが、出版やパッケージ印刷も無縁ではない。すべての種類の印刷物はデジタルシステムとリンクして新しい製作システムを作り出す必要がある。

デジタル印刷が必須に

マーケティングオートメーションのようなデジタルマーケティングツールとマーケティング情報をシームレスにリンクするためには、デジタル印刷機が必須となる。One to One マーケティングを支援するデジタル印刷の出力物は、紙メディアでもウェブやメール、SNS などと同等にデジタルメディアといえる。

デジタル印刷は単なる生産方式だけではなく、一万通りの異なるDM や一冊からの出版印刷など、印刷ビジネスを根底から変革する。

印刷物の価値を高める

「デジタル× 紙× マーケティング」は、デジタル技術と密接にリンクすることで、生産方式やペイラインの考え方が異なる。マーケティングオートメーションとリンクさせた印刷物は、単なる印刷料金という考え方ではなく、その効果に価値を見出すことができる。そのためにもマーケティングやAI を取り入れ、印刷発注者(印刷を中心とした総合サービス発注者)との間でサービスするのが近未来の印刷業である。