オンラインカンファレンス・セミナー

2月9日(木) 16:00~18:00

C4:SDGsとESGのリスクとチャンス -収益性と社会性の両立に向けて-

サンメッセと野毛印刷は、SDGs等の社会課題解決に取り組むことで業容を広げた。サンメッセはESGとDXも含めたサステナビリティと捉えて研究所を設立、コンサルティングに進出した。野毛印刷は、2007年に立ち上げたeconoge活動を発展させてスタジオ事業などに事業領域を拡大した。この2社の取り組みは印刷業界以外でも知られ始めている。今回登壇の2者が言うには、受け身型から課題解決型への営業スタンスの移行ツールとして有効という。

「何かありませんか?」営業から脱するにはどうすれば良いか。SDGsの17テーマを地域社会や自社に引き付けて考えることが結局は近道という。そこには、パンフレットやカタログのある会社ばかりに行き、結局は自ら顧客を選んでしまっていた反省がある。地域社会に、顧客業界にどういった課題があるか。課題解決志向になれば、顧客の抱える課題の仮説が立てられるので、市場は印刷以外にも大きく広がるという。人口減少で成長性がなくなった時代に、社会性を収益性に結び付ける手法を2社の長年に渡る取組みから考える。

 
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当セッションの参加費は13000円です。

  • 田中 信康
    大手証券会社にて複数部門を歴任。財務・IR、M&Aアドバイザー、コーポレートコミュニケーション支援業務を中心に、数多くの経営層との対談など財務・非財務コンサルティングを経験。これらのキャリアを活かし、企業経営にかかわるアドバイザリー業務に携わる。サステナブル・ブランド国際会議JapanのESGプロデューサーとして、SDGsを共通言語に企業と地方自治体を中心に、マルチステークホルダーとの地方創生・地域連携プロデュースも担う。
    サンメッセ株式会社 取締役専務執行役員/SB Japan Lab,サステナブル・ブランド国際会議 ESGプロデューサー/一般社団日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 岐阜県支部長
  • 江口 聡
    株式会社野毛印刷社 営業本部プリントエキスパート営業部 次長
    1994年、株式会社野毛印刷社へ入社
    2007年、社内の環境配慮プロジェクト「econoge」立ち上げ。
    以降、品質・環境・情報セキュリティマネジメントシステムの社内構築を担当。
    現在は、防災まちづくり・エシカル消費などの分野でCSV の展開に取り組む。
    グリーン購入ネットワーク SDGs 関連検討委員
  • 藤井 建人
    モデレーター
    JAGAT 研究調査部長
    1992年から出版流通グループで経営管理、経営戦略、企業評価、M&Aなどに従事。
    2004年からJAGAT研究調査部で印刷産業、印刷市場、印刷経営、印刷メディア、地域活性の調査研究と助言・支援。
    共著に『印刷産業経営動向調査』『印刷白書』『印刷会社と地域活性』『「ニュース」は生き残るか―メディアビジネスの未来を探る』『パブリッシング・スタディーズ』など。
    中小企業診断士/法政大学中小企業研究所 大学院特任研究員